経費や見積りのこと

 事業を始めて数年たった頃だったと思いますが、ある依頼者のお母様に、「商売がへたですね。諸経費を入れないとだめですよ。」とアドバイスをいただきました。

 個人の自営業だから、会社勤めのころのように諸経費を取る気がしなくて、作業費と加工資材費のみを計上して見積書を提示したら、上記のように言われたわけです(笑)。

 この依頼者の方は、私が業務が完了して諸経費を受け取らずに、御挨拶して帰ろうとしたら、封筒を差し出されたのです。「わずかですが、気持ちだけですから」ということでしたので、有りがたく頂戴いたしました。
*帰ってから中身をみたら、諸経費分ちょうど入っていました。

 このように人情の厚い方も居られるのだなと、泣けました。非常に励みになりました。

 その後は、経費として作業費の5%程度を計上するようにしていますが、どうしてもご予算が足りない時は、自分の経費を削ることにしています。
 職人の経費を削ることは現場の士気を下げるので、よほどのことがない限りしません。

 今後はどうなるでしょうか。消費税もあがるし、資材も既に値上がっています。政府は自分たちの身を削らず、弱いものから取っていきます。
 まったく、頭にきます。

 自営業は正直に経理処理をすれば、利益としては会社勤めの人が思うほど旨いものではありません。もし、いま会社を辞めて独立しようと考えている人が居られたら慎重に考えなおしてみてください。
 独立するには、最低でも1年間は収入がないということを前提に生活する覚悟が必要です。

 会社勤めのころのような見積りは、まず通りません。かならず削られます。私の場合は最初から分かっているので、見積りの時点で自分の経費は削っています。
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by neo-diy | 2014-03-15 08:04 | 仕事の回想・自分史 | Comments(0)

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