殆ど役に立たない製品

 先日、遠方の木造防音室の件で相談を受けました。
*メールと電話で情報を伝達し、添付ファイルで施工説明図などを納品する見込みです。

 石膏ボードの上に遮音シート(厚さ約1.2ミリ、面密度約2.1kg/m2)を重ねて石膏ボードでサンドイッチにしたようです。この結果、壁などからの音漏れが酷く、楽器演奏時に近所からクレームがきたとのこと。
 新築の施工業者は、遮音シートのメーカー説明を信じて使ったようですが、残念ながら典型的な失敗例です。
 この製品、面密度が小さくて制振性がないので、殆ど役に立たないんですよ。こんなもの販売している業者にも責任があります。

 防音というキーワードで検索すると、このようないい加減な製品を販売している通販業者が沢山出てきます。販売業者は製品の効果を検証しないで売りまくっています。
 自分たちの利益なれば、ユーザーの不利益なんかどうだっていいのです。

 防音設計・工事の業界は問題だらけです。通販業者と建築業者が、とんでもない防音室を生み出していると言っても、過言ではないでしょう。
 しかも工事が完了すれば、施主は殆どお金を使い果たし、やり直す余力なんかありません。私のところへ相談された段階では、やれることは限られています。

 上記の相談者を、なんとか助けようと検討中です。ほんとうに頭の痛い相談ばかりきます。商い的には?な案件ですが、見捨てるわけにはいかない。それが防音職人です。

 余談ですが、現在新しい製品のサンプルを提携先に分析依頼中です。使える見込みですが、販売企業と価格や納品条件で折り合えば発注できます。
 どうなるかわかりませんが、製品そのものは高品質で耐久性があります。弱点はやや面密度が小さい。でも上記の遮音シートの約2倍の面密度があり、制振性もあります。
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by neo-diy | 2015-03-05 07:34 | 事業者向けネタ | Comments(0)

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