中年は会社を辞める備えをしておくべき

会社勤め時代の同僚・先輩の内、建築の分野で飯を食っているのは先輩建築士と私だけのようで、他の人は建築以外の職場に再就職しているようです。
*得意分野がない人は建築士の資格を持っていても再就職は難しく、実務ができなければ事務所を設立しても仕事が来ない。

なかには、奥さんの収入だけで肩身の狭い暮らしをしている人も居り、中年以上になれば体力も落ちるので現場勤めも簡単ではない。

先日、取引先の一部の担当者に、今後は東京方面の現場納品には、この会社の製品を使わないことを予告しました。電話口では、かなり沈んだ口調でしたが、私のほうも今まで納品が遅延するたびに職人に手当を渡していたので、かなり損をしていました。

この担当者は、中年ですが、会社を辞めたら、現在の収入を維持できないので、本当はもっと誠実に建設的に私の忠告を受け入れる必要があったはずです。
会社の看板がなくなったら、ただの中年の営業マンにすぎず、特技もありません。
先日、会社の売り上げは低下していると言っていました。それはそうでしょう。得意先を大事にしないからです。自業自得です。

私は12年前会社を辞める時、まさにこの営業マンと同じくらいの年齢でした。再就職など最初から無理だと思っていましたし、家庭の事情で会社勤めは体力的に限界に来ていました。
そのとき、考えたのは建築の分野でも、専門家が少ない音響防音設計、欠陥住宅と戦うウェブサイト作りのコンサルティングでした。
*後者はほとんど自分の体験談を発信するだけでしたが。逆に特定の企業との利害関係がないので、マンションの生活騒音対策の相談がけっこう来ました。

 大学の時から社会問題的な建築ネタを研究していたこともあり、闘うコンサルティングは得意な方でした。人脈はネット上を通じて作りました。
(会社勤め時代は国の機関のコンサルティング業務でしたので、自分を抑えての仕事でしたが)
会社を辞めてから、精神的には自由になり、これ以上失うものもなく、前に進むだけでした。
何が役立つかも考えずに、自分の正義感だけで、向かっていったのですが、最初の1年間はほとんど収入はありませんでした。
 しかし、少しずつホームページの作り方などを覚えていき、形にして情報発信を続けました。それば今の「防音職人」の土台になっています。

 最近は随分おとなしいウェブページに衣替えしていますが、古いページやブログの記事には、開業当初の痕跡が残っています。

 中年は体力面では低下していますが、経験だけは若い人に負けないはずです。それを生かす戦略を見つけることができるかどうかが、生き残りや発展につながります。
 会社が危ないと思ったら、すぐに準備を始めるべきです。

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by neo-diy | 2015-10-11 12:12 | 仕事の回想・自分史 | Comments(0)

ホームページづくり、DIY防音や、知人のウェブページ、雑記※長文や迷惑文章でなければコメントを歓迎します。(東京都在住)


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