提案書と無料相談

取引先の建築士もよく言うのですが、提案書(見積り+仕様書)を作成する段階が最も時間がかかると。それは音響・防音設計が特殊な分野であることも要因にありますが、建築全般的に計画検討の段階が実は最も時間がかかるはずなのです。

それは複数の提案を同時に検討しながら、お薦め案を絞り込んで行くプロセスでかなりの時間がかかるからです。しかも詳細な提案ほど見積り作業に時間がかかります。
私は防音相談のあと、このような作業を毎回行うため、キャンセルがなるべくでないように無料相談の段階でご予算やご希望のレベルを確認するのです。

それでも昨年秋以降、非常識なキャンセルに悩まされてきました。上記の建築士は「自分は無料相談は無駄だから、やらない」と言います。彼は昔はやっていたのですが、近年はデフレ的な価値観の中で無理を言われるケースが多いので、無料相談は無理だと考えたようです。

私のほうは、今年いっぱいは様子を見ようと考えています。
とにかく、無料相談の希望者は会ってみないと、何とも言えない、判断できないことが多く、人物像もよく見えません。
会った瞬間にダメだと思った件は、相談者の言葉づかい、立ち振る舞いを見て、がっかりすることが大半です。その場から逃げようと思ったことが、何度もあります(笑)。

特に子供のしつけがなっていない親から相談される件は、大半が仕事にはなりません。民度が低いのです。

提案書ですが、私の作る書類は他の業者に比べて違うと言われました。それは詳細な仕様に基づいて見積りが明記されているだけでなく、施工の細かい部分の概要にも触れているからです。
そのような見積書を作るようになったのは、私の経歴によるものです。
建築計画・都市開発のコンサルタント・プランナーであったので、提案書を詳細に作ることの重要性を知っていたからです。

それに依頼者が理解できるように出来る限り、分かりやすい表現を使うようにしています。
他の業者の見積書を見せていただいたら「○○○一式」という表現が多く、いったいどんな材料を何枚使うのかも明記されていなく、音響・防音設計のイメージも何も分からないような仕様が多いのです。
*ただ既製品の名称が記載されているので、だいたいの想像はできますが。依頼者には分からないでしょう。

そんなわけわかんない書類は提案書ではなく、単なる金額だけの見積りです。それを見て、いったい依頼者に何を判断してくれと言うのでしょうか。金額だけで決めてくれと言っているとしか思えません。
私はそのようないい加減な提案書は作る気はないです。

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by neo-diy | 2016-06-28 08:38 | 事業者向けネタ | Comments(0)

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