カテゴリ:住まいの防音( 69 )

先週より休日返上で検討していた木造防音室の件ですが、ご予算を大分超過してしまい、非常に厳しい状況になりました。

この件は数年前にコンサルティング・防音設計などをご依頼いただいたかたから、ご紹介を受けましたので、私も無理して検討作業をしていました。
一応、電話とメールで見積合計金額の速報をお知らせしたところです。

外注扱いの特注二重サッシュの金額が出ていませんが、かなりの高額が予想されるため、私のほうの作業を保留させていただきました。
午後からは相談打合せがありますし、来週は別件の契約に向けて打合せがあります。

私のほうの施工チームの現場仕事が4月から途切れるので、お受けしたかったのですが、可能性は低いでしょう。夜の12時頃まで楽器を演奏することと、築年数の関係で壁・床下などの老朽補修など費用がかさむ要因があり、これ以上金額を下げられない理由があります。

あとは相談者のご希望金額に近づけるため、多少音響を犠牲にして総額を下げることができるかどうかです。
木造防音室は一生の買い物ですから、私のほうも無理してレベルダウンすることが難しいのです。

無料相談で延べ4日間検討に要したので、見込みがなければこの時点で辞退したいと考えています。
相当頭を使い、寝不足と疲れで脱力感があります(笑)。

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by neo-diy | 2017-03-16 10:46 | 住まいの防音 | Comments(0)
今日の相談はRC造戸建住宅ですが、最近の大半は木造の案件です。

木造とコンクリート構造の違いは、音の響きと伝わり方、それに遮音性能です。
木造は遮音性が低く、構造的な強度はRC造に劣りますが、それはあくまで普通の木造住宅仕様で建築した場合の話です。

木材はコンクリートに比べて音響を適度に抑える効果があり、適度に音を吸収しながら響かせる特長があります。これが楽器の防音室に適しているのです。
*とくにピアノ音楽室には最適です。

私がこのことを実感したのは、東京に住む従姉の自宅に併設したピアノ教室です。このときに、普通のグランドピアノの音は距離によって減衰することを体感しました。
要するに隣家との距離がある程度あれば、過度な防音対策は不要なのです。

それを知らないで、金太郎飴のような防音構造を厚さ18センチから20センチのボックス型で構築する業者は愚かです。過重量になるので耐久性にも問題が出ます。木造の特長をころしているのです。

先日、新築木造住宅の防音室の相談を受けまして、新築業者に要望したのは、床下補強、複層ガラス構造の窓の共振軽減、天井空洞部の吸音材の充てんだけです。
これだけ新築時にやっておいてもらえば、あとは竣工したあとで防音構造をそのうえに構築できます。

木造は下地構造などを備えておけば自由度が高く、音響・防音設計の提案次第で適切な音楽室が出来ます。あとは家具などの配置で音響を調整できます。
非常に素朴な仕様ですが、リスクを回避するとともに耐久性を高める工夫です。

実体験によって古い設計マニュアルを補正しながら、職人が適正に施工できるように配慮するのが、私流です。
*参考:木造と防音のせかい

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by neo-diy | 2017-02-25 07:43 | 住まいの防音 | Comments(0)
最近の戸建新築住宅は、気密断熱性能が向上した割には生活防音としての遮音性が低下しています。
それは設計仕様を見ると明らかです。

先日相談を受けました新築住宅の防音対策では、断熱材の密度が低く吸音性が低いのですが断熱性が高い繊維構造になっており、相反する効果になっています。

昨年の物件では断熱材に発泡材が使用してあるうえに、音の抜け道だらけの機械換気のシステムでした。埼玉県の大手住宅メーカーですが、防音室を造るには最悪の条件でした。この業者はテレビで盛んに宣伝していますが、気を付けたほうが良いと思います。

最近の新築住宅の傾向は高気密高断熱仕様ですが、遮音性能は昔の従来型住宅に比べて劣ります。
*物凄く重要な参考記事:発泡断熱材・換気ユニット工法(新築住宅)

テレビのコマーシャルに力を入れている住宅メーカーの大半は、大した技術力もなく、見かけ倒しです。
一番いいのは、良心的なベテラン建築士と木造が得意な地元工務店が協力して建築する物件です。

私は昨年、ベテラン建築士が担当する新築計画を、ある音楽家から依頼されまして、先日ようやく防音設計と施工要領を納品したところです。こういうケースが理想ですが、問題はコストです。
この案件の依頼者は土地を身内の所有者から分筆してもらい区画割して建築するので、土地代がほとんどかからない分を上物建築に使ったわけです。
*現在、最終的な見積調整をしているところです。

いずれにしても、ハウスメーカーは慎重に選ばないと後悔することになります。

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by neo-diy | 2017-02-14 07:56 | 住まいの防音 | Comments(0)
現在、在来木造住宅が2件(地方)動いています。すでにコンサルティング費用は頂戴しましたが、アフターサービスとして建物竣工までサポートしています。

手前味噌ですが、在来木造建築(住宅・アトリエ・音楽室)の音響・防音対策を既製品だけでなく、伝統的木材、漆喰、土壁、藁・おがくずなどで設計できる専門家は、ネット上では私だけになりました。

このため、地方からの相談があるのだと思います。

大半の専門業者は古い事例や伝統的建築物の特長が理解できないので提案も施工指導も出来ません。

私は毎年、事例をネット上で探すだけでなく、古い木造建築物を見学に行き、触っています。
もちろん、内部の構造はあくまで公表されているホームページやパンフ、研究者のリポートを参照しています。

それと重要なのは、地方の地元の職人が施工できるものを提案することです。地元の建築材料を生かす工夫こそが私の役割です。

今日は半月前にご予約をいただいた防音相談です。これをもって年内の新規相談は終了になると思います。
無料相談の日程を限定してブログで知らせましたら、問合せが来なくなりました。
あくまでもサービスですので、私の体が空いているときしかできません。
あと10日で休みになります。

もうすこしで、案件の目途が付きます。

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by neo-diy | 2016-12-15 08:09 | 住まいの防音 | Comments(0)
先日と昨日、急ぎのピアノ室の防音相談があり、どれも急いで結論を出すことになりそうです。

物理的な制約と予算の問題でかなり悩みそうですが、どちらも真剣に仕事として発注されることを検討されています。

明日は、たぶん千葉のピアノ防音室の現場に行くことになります。

最近相談が増えている理由は、部屋が狭い、予算が比較的厳しい案件であるため、他の専門業者では対応できないからです。
*世の中の不景気で、どこも予算が足りない現場だらけです。

DIYも併用して提案できるのが私のウェブサイトの特長ですので、この点も支持された理由でしょう。DIYで楽器の防音対策をするのは常識になっています。

私自身がDIYが比較的得意なほうなので、けっこう相談者にDIYを勧めています。

さて、施工チームのウェブサイトを作り始めています。
リフォーム・防音工事(住宅・ピアノ室)

相談者のご要望がウェブサイトのネタになります。

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by neo-diy | 2016-12-04 07:33 | 住まいの防音 | Comments(0)
現在、諸事情のため私の事業メニューの改変中です。主な追加点は「新築の防音室」「DIY防音サポート」「地元業者へのコンサルティング」です。

いままでも行っていましたが、今回新たに古い取引先に新築物件を担当してもらうことにしました。主に木造住宅です。ショップなど併用住宅も入ります。

最近はリフォーム型の防音工事が激減し、現在の防音リフォーム専門のチームを維持することも難しくなりました。一人のスタッフには副収入的なことを考慮してホームページを構築中です。
私が作ったものをスタッフに引き継いでもらい運営していくものです。

私のほうは新築物件や大規模リフォームの現場対応に力を入れていくつもりです。主力は木造です。

いま抱えている案件は大半が地方の現場です。

今日の防音相談は川崎方面の現場のコンサルティングですが、見積りが折り合えば、新しい提携先に新築を担当してもらう予定です。私は防音室のところを設計します。

用途は犬の飼育・訓練用の防音室+住居。構造は木造または木造の混構造です。
大型犬の鳴き声は100dB程度であり、グランドピアノ並みの音量です。対策としては厳重な仕様を適用することになりそうです。

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by neo-diy | 2016-10-21 08:25 | 住まいの防音 | Comments(0)
相談者に資料を確認していたマンション騒音対策の件ですが、私の提案書を作る前に、ご家族の一人が精神的に追い詰められ、マンションを出て賃貸住宅へ急きょ引越しされることになりました。
*見積りが折り合えば、10月下旬に着工したいと考えていましたが。

一方、提案書をご了解いただいた件ですが、エアコンの位置を調整できるかどうか、施工担当が現場を確認して依頼者と相談が折り合えば契約となる予定です。まだ分かりません。
*木造住宅の生活防音です。着工目標は10月初旬です。

相談される件は難しいものが多く、現在工事中のマンション防音工事も、春に相談されたのが9月にようやく始まったわけですが、このように準備には数か月以上かかるものもあります。

ということで、ぽっかり空いた予定をいかにして埋めるか。非常に頭痛い状況になりました。

先日、二人の女性の相談者と国立で打合せをしましたが、一人は私の提案を懸命に理解してご予算を準備されました。まず特注品だけ急いで納品することになり、ほぼDIYの方針が決まりました。
もう一人は、都市公団の仕事経験者ということで、私の仕事を理解されるだろうと期待していましたが、まったく私の提案を理解されなく、初回限定の無料相談も時間と経費の無駄となりました。
残念です。

結局、生活騒音対策の件は半分が保留・中止になりました。

別の希望は、音楽のプロに相談されている新築防音室の件です。来週、国立で打合せをすることになっています。

生活騒音対策の案件は、相談者が途中で精神的にまいってしまうことで中止になることが多いのです。私一人の力では、限界があります。
なかには、もっと早く防音職人を見つけることが出来たらと、言われることがあります。
*サテライトページを改装することにしたのは、少しでも情報発信力を強化しなければいけないと思ったからです。特に騒音対策向けのページです。
*無責任な通販サイトに検索上位を独占されていますから、これは問題だと相談者にも言われました。

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by neo-diy | 2016-09-06 08:00 | 住まいの防音 | Comments(0)
昨日、外注先の建築士に同行してもらい、図面を見ながら、音測定などを行いました。
防音効果などが半減した原因は、換気システムの問題、壁内の発泡断熱材、石膏ボード二重張り仕様が主なものでした。

音の抜け道だらけ、防音効果にマイナスだけでなく、共振体となって大幅な遮音低下となる仕様は、予想以上の実害が出ていました。
外注先がデータをもとに分析中です。

この新築業者の「○○○○住宅(埼玉が本社)」は、取引先に言わせれば、木造防音室にとって、ほぼ最悪の仕様で設計施工する業者ということです。
*取引先も他の現場でひどい目にあったらしい。
私にとっては、最初から設計仕様に制約があり、途中で換気計画の変更もあり、悪条件の中で防音室だけを担当したのですが、2室のうち、一つはほぼ標準に近い状況になりましたが、もう一つの部屋が、余りにも音の抜け道が多く、音響的な調整もうまく行かず、DIYで対処することにしました。

外注先のほうは給排気口への対策を検討中です。

この問題の新築業者は、自社の設計基準に合わないものは10年保証しないという制約を設けており、自分たちの技術不足を棚に上げて、高気密高断熱住宅だけを売り物にしています。

だいたい、埼玉は寒冷地ではないので、他のメーカーが使っている従来型の換気システムで十分なわけですが、この新築住宅は自社の取引先メーカーの工法を一律に適用しているだけの金太郎飴住宅を作っています。木を生かした住宅と宣伝しているのに、木造そのものを全然生かしていなく、ただ内装に安い合板フローリングを使っているだけです。

おかげで、私のほうは苦労させられたうえに、利益がありませんでした。いくら新築でも、この問題業者の現場は今後はお受けしないようにしたいと思います。
自分の相談者には、今後、この新築業者は要注意であることを説明したいと思います。
こんな迷惑な新築業者は淘汰されて欲しい。

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by neo-diy | 2016-08-28 07:55 | 住まいの防音 | Comments(0)
今年の担当現場と取引先建築士の調査現場の事例を突き合わせると、次のような重大事項が整理されます。
・ある埼玉の大手住宅建築業者(主に在来工法)に要注意
 *制約条件が多い割には途中でいきなり計画を変更する
 *石膏ボード2重張りを強要する仕様で施主に不利益を与える

・発泡断熱材は硬質タイプ、軟質タイプ共に不安定でグラスウールやロックウールなどに比べて防音効果を低下させる
 *メーカーのデータは現場の効果と大きくかい離する

・ALCパネル(へーベルなど)工法は遮音性が低い、メーカーの自己申告データと現場が大きくかい離する
 *基本的に費用対効果が低いので木造住宅には使用しないほうが望ましい

以上の内容に直面し、私のほうも被害を受けました。完成後の音響対策に手間がかかるからです。しかも防音施工に余計なコストがかかる。

迷惑業者や迷惑な製品は、この世から無くしたほうが良いと思うので、私のウェブサイトでは出来る限り具体的に情報を記載したいと思います。
→サテライトページにエピソードとして追加する予定。

施主と新築業者の制約により、思い通りの防音設計が出来なかったことは残念ですが、貴重な分析材料になるので、自腹で提携先建築士に依頼して精密音響測定を実施することにしました。
*数値で客観的なデータとしてストックすれば誰も反論できない。

私は現場および実践経験主義なので、設計マニュアルやメーカーの製品効果は担当した現場で確認しないと信用しないという考えを持っています。

ですから取引先の製品は全て取引先自身に実験で計測してもらい、ユーザーの評価、担当現場をもって総合的に評価します。

とにかく言うことを聞かない新築業者はリスクが大きいことを施主には認識していただきたい。そのためのエピソードを警鐘としてウェブサイトに載せます。
私には、これしかできない。施主や新築業者に却下されれば提案の仕様が一部使えなくなり、難しい現場が余計に難しくなるわけです。

ユーザー、施主を説得するためにも実例を出来るだけ多くストックして、ウェブサイトに掲載して発信するしかないだろうと思います。
防音対策に完全なものはないが、リスクを減らすこと、費用対効果を高めること、どんな施工業者でも実施できるような工法を目指すことが重要だと思います。

最後に、看板の大きな住宅業者ほど、もうけ主義に走り、大した技術もないのに決断も遅く、施主に迷惑をかけることが多く、中小企業よりも態度が悪い。
それに組織が大きくなると全体を把握できる責任者が見えなくなり、問題が複雑化する傾向がある。新築住宅などを計画されているかたは、業者の看板の大きさではなく、中身を重視して契約されることをお勧めします。

木造住宅は、木造・木材を生かすことが最大のポイントです。石膏ボードや軽量コンクリートパネル(へーベルなどのALC)、鉛ボードに依存してはだめです。

遠まわしに書きましたが、これ以上、詳しく書くと業者が特定されるので、ここで筆を置きます。

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by neo-diy | 2016-08-20 08:21 | 住まいの防音 | Comments(0)
昨年の相談者が私の取り扱い防音材を採用したり、リピーターの依頼者がご契約いただくなど、今までに丁寧に対応してきたことを評価していただいた件が、今年になっていくつか花開くことになりました。

また、過去の契約者の方が推奨していただいたブログ記事を読まれた相談者が契約されるなど、人とのつながりが、今年のひとつの特徴でもあります。

一方、提案書など人の苦労を全く評価されない人は礼儀もなく、去っていきました。値段のみで判断する人です。

私も職人も多くは望んでおらず、誠実に依頼されれば、それに応える努力を着実にやっていくだけです。

この夏休みに少し特設ページを造るためのネタを考えたり、木造建築に触れることで、その世界に浸りたいと思ってます。

その前に、盆休み明けから始まる現場の防音設計図、9月の予約の件、書類の準備をしなければなりません。遠方のコンサルティングもありますので、この一週間は休みを返上してデスクワークを行うことになりそうです。

私にとって、有難いのは依頼者の口コミやウェブサイトでのご紹介です。住まいの防音設計や工事は、そう何度も行うものではないので、依頼者の件はご満足いただけただろうかと、いつも気にしています。

業務が完了すれば、それでお終いとは考えていません。契約書の特記事項にも記載していますが、ご要望に応じてアドバイス、DIYの件もサービスでご提案しています。
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by neo-diy | 2016-07-29 07:35 | 住まいの防音 | Comments(0)

ホームページづくり、DIY防音や、知人のウェブページ、雑記※長文や迷惑文章でなければコメントを歓迎します。(東京都在住)


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