カテゴリ:住まいの防音( 66 )

最近、エコポイントを口実に、生活騒音や楽器防音を目的とするリフォームにおいて、内窓を付けることを最優先に工事を勧めるリフォーム業者・窓業者が増えています。

マンションの天井からの騒音対策に内窓を付けたら、余計に室内に騒音が反響してこもり、騒音がひどくなります。内窓の取付は、天井や梁・壁の防音工事が完了してからでないと意味がありません。

また、木造住宅の防音室でも「窓を防音すれば大丈夫」と言って内窓だけ取り付けようとする業者は、音響・防音設計に関して、まったくの素人です。
*窓は壁の一部ですので、窓と壁の施工はセットで考えるべきです。

ちなみに、窓の遮音性能はD-25レベル、木造住宅の外壁の遮音性能はD-25~30レベルです。内窓を付けると、窓の遮音性能はD-40~43レベルになりますので、結果として壁が弱点になります。
ですから、壁も同時に施工しないと室内全体の遮音性能はアップしないのです。

このような基本的な内容をホームページに記載しないで、窓の防音だけ誇大広告する業者は悪質です。悪気はなく無知であるということなら、防音対策を目的としたリフォーム工事そのものを行う資格がありません。

[PR]
by neo-diy | 2015-07-29 08:44 | 住まいの防音 | Comments(0)
エコポイントの影響で、グラスウールだけでなく、防音工事専用のロックウールでさえ在庫がなくなりつつあり、生産が追い付かない?ようです。
*追記(補足):あとでメーカー子会社の問屋から報告があり、大手メーカー品は十分に在庫があり問題ないらしく、廉価製品が品薄ということです。だから、代理店(通販サイトを含む)は便乗値上げをしないでほしいということでした。

これは防音工事にも大きな支障が出そうで、今日、取引先に相談して私専用のロックウールを押さえるつもりです。先にお金を払えば倉庫に保管してくれると思います。

また急な比較的大きな金額が私の営業資金から出ていきます。リスクはあるのですが、多めに確保しないと夏だけでなく秋以降の工事に大きな影響が出ます。
*前回のエコポイントがそうでした。

普通のリフォーム業者は、私のロックウールの仕様を全部、性能の低いグラスウールに変えてしまい、依頼者を大分心配させました。
新築業者もそうでした。着工してから入手できないと、騒ぎはじめ、グレードダウンしました。私のほうは同じ時期にロックウールを使っているわけですから、業者の備えが甘いのです。

ちなみに、私のほうは他の素材の吸音材を取引していますので、追加費用を出していただければ代替品を支給できます。ただし、この製品はエコポイント対象外ですが。

個人的にはエコポイントは私には邪魔になります。仕入れに支障が出て工事が延期されることもありますので、商い的には収入が減ります。

余談ですが、このブログは通常、常連さん、知人が合わせて8~11名程度見に来るだけなのですが、仕事の予約や相談が入ると、どうも相談者が見に来て一時的にアクセスが増えるみたいです(笑)。
*増えると言っても倍程度ですから、20名程度になると、私には「沢山増えた」ということになります。
*個人的な雑記多いので、気楽に流してください。

【追記】
さきほど、通販サイトのロックウールの税込み価格を見ましたら、「なんと私の支給価格より約5000円高いです!」・・・驚きました。エコポイント便乗商法ですね!
*ロックウール:厚さ50ミリ、605×910サイズ・8枚入り/ケース
防音材で検索すると上位に出てくる有名な通販サイトです。この業者はネット広告やホームページに相当宣伝費を投入し、グーグル検索やブログの広告に頻繁に出てきます。このような業者サイトを優先して上位にあげてくるグーグル検索の質は劣化していると、その道の専門家が自分のブログに書いていました。
*私もそう思います。

[PR]
by neo-diy | 2015-07-14 08:32 | 住まいの防音 | Comments(0)

防音室の案件の調整

昨日、打ち合わせをした木造防音室の相談者が契約になる確率が高そうなので、早くスケジュールを決めたいのですが、先行して下見を行った現場の件がまだ返事がありません。

今週の木曜までに決めないと、次の金曜と土曜に前向きに契約を検討されている2件がひかえていますので、ますますスケジュール調整が大変になります。

私は今までの経験から5件すべてが契約になるとは思えないので、1件ぐらいは見送りになると予想しています。うちの職人は契約金額が大きい件を優先したいでしょうが、私は工事費用の大小で利益が決まるわけではないので、先に快くご契約をいただけるかたを優先したい。

自分に対する評価が高い依頼者をとくに重視しますので、金額の大小では決めていません。木造の防音室などの件は、地震などに備えて構造的な補強を提案しますので、私の手法を評価していただかなければ、おそらくスムーズにいかないだろうと思います。

先週の2件は、私のホームページのコンテンツと手法を、大いに評価していただいたので、繰り上げて先に契約に向けて提案書と見積書を作りたいぐらいです。
ですから、先行している件は、木曜日までに結論が出なければ、ご辞退するつもりです。

私のチームは小さな自営業ですので、1~2か月先の現場が決まらないと食べて行けないぐらい、ぎりぎりの採算で営業しています。それだけ依頼者から必要以上に利益を得ようとは考えていないのです。
普通に生活できれば良いと思っていますので、コンスタントに仕事があれば、それでいいと、みな思っています。取引先のように出来る限り儲けようという考えが不思議となく、あまり欲のないチームです。

依頼者は我々が忙しくしているので、商い的に余裕があるとみておられるかもしれませんが、現状はそうではないです。防音資材も同等品を、業界最安値で現場に納品していますので材料費による利益は小さいです。

いま、事業メニューを再検討中ですが、有料コンサルティングを増やそうとしています。

[PR]
by neo-diy | 2015-06-14 07:58 | 住まいの防音 | Comments(0)
最近、また地震が増えてきましたね。
先週、着工した木造住宅のピアノ防音室ですが、この対策のテーマの一つは地震に備えて出来る限り壁や軸組の補強をリフォーム工事の中で行うというものです。

この提案が他の専門業者にはないということが、今回の依頼者が私と契約された大きな理由です。しかも既存壁に出入り口を新規に設けて、スリット型の開閉できる窓も同時に取り付けるという点が課題でした。
このため、軸組補強と構造合板によるパネル補強の両方を行うことで対処することになったのです。

この対策は、実は数年前から特に力を入れており、先日の地震でも23区内の元依頼者からご報告があり、防音室の補強が利いているのか、思ったよりもピアノや防音室が揺れないそうです。

3月に完成した防音室でも音響、防音対策以外に、防音壁と床の構造的補強を行いました。

木造家屋はちゃんと構造的な補強をしておくと、強い地震でも一挙につぶれにくくなり、逃げる時間が確保できます。木造家屋はリフォームにおいても補強しやすいというメリットがあります。

[PR]
by neo-diy | 2015-05-31 12:07 | 住まいの防音 | Comments(0)
先月完了した木造ピアノ防音室(新築住宅に併設、グランドピアノ)の防音効果と音響チェックに行ってきました。
無事、想定通りの遮音効果と音響効果が得られたようです。一安心です。

新築業者(防音職人とは無関係の住宅メーカー)の一部ミスもあり、音響が懸念されましたが、私の音響・防音設計がそれ以上に効果があり、それと専属施工チームの防音工事が丁寧であったことが幸いして、大丈夫でした。

この現場では、昨年の秋以降に採用している音響対策を適用し、ヴァイオリンやピアノに適した仕様を調整しました。木材の長所を生かし、相乗効果の高い防音材を使いました。
*詳細はオフィシャルサイト「防音職人の施工事例」に掲載する予定です。

今回の依頼者は、数多くの専門業者がある中で、当初から私を指名していただきました。理由はウェブサイトの内容が自分の求めるものと合致していたからだそうです。
本日のチェックのご感想も、音響がピアノにマッチして音色が柔らかい響に聴こえるということで、防音効果も十分で、夜の10時頃なら問題なく弾けるということでした。
*昼間なら思いっきり、フォルテシモ演奏ができると言われました。

床材には無垢の杉板フローリングを、壁には制振材・シージングボードなどを施工して、クロス仕上げとしました。楽器のナチュラルな音色を出すことができ、いつでもクロスを張りかえることもできるメリットがあります。
全体的にうまくいったと思います。
058.gif

[PR]
by neo-diy | 2015-05-09 18:43 | 住まいの防音 | Comments(0)
e0319291_11101619.jpg
(琵琶奏者・榎本百香:写真はご本人提供、撮影者:本間直子)
昨日は、とても若い琵琶(和楽器)奏者の榎本さんの防音相談(DIY対策)でした。新居先の練習部屋の準備を行うため、和楽器である琵琶の特徴について概要をお聞きしました。
方針としては出来る限り音漏れを軽減するため、部屋を吸音材や吸音性のあるものを活用してデッドにすることになりました。

ご家族の協力のもと、分担してDIY作業を行う予定だそうです。壁面などを傷つけないように養生テープ、マジックテープ、両面テープなどを使って貼り付けます。またカーテンレールを取り付けて厚い布地のカーテンを併用します。

さて、せっかくですから、榎本さんのホームページをご紹介します。琵琶演奏のご依頼もお受けできるとのことですので、ご要望の方はホームページ経由で御問い合わせ下さい。
*ホームページ:琵琶奏者「榎本百香」

今後のますますのご活躍をお祈りしたいと思います。みなさん、どうぞよろしく。

[PR]
by neo-diy | 2015-04-11 11:28 | 住まいの防音 | Comments(0)

モンスター防音室の施主

 先週、直接契約していない現場の施主の奥さんから「防音性能を保証してもらえますか?性能は最低どのくらいになりますか。」といきなり自己紹介も無く、電話で言われました。

 内容から先月、防音相談を受けた建築業者の現場であることがわかりました。しかも僅かな相談料で簡易防音の仕様を教えただけです。それも全く取引のない建築業者が設計施工する木造新築住宅に併設する防音室です。

 ですから、「私が設計した建物でないので保証できないと伝えました。」「なにもしないより18dB以上は遮音性能がアップする見込みであるとだけ伝えました。」
 詳しく聞きましたら、私が想定していた金額の6割程度で防音室の施工費用の提示があったそうです。それは私の御蔭で新築業者が安く提案できたのです。
 それでも、その施主は費用対効果を超える要望があるようで、最低レベルの費用で防音室を施工するなんて、通常はあり得ないんです。
*グランドピアノの防音室ですから。

 たぶん、私の言い方が気に入らないようなのでキャンセルするんじゃないでしょうか。私もこんな現場に防音材を納品する気はあまりないです。相談料だけ建築業者からいただいて終わりにしたいと思います。物事の常識や挨拶も分からない人の防音室なんか興味ありません。
[PR]
by neo-diy | 2015-03-15 11:00 | 住まいの防音 | Comments(0)
 新しいエコポイント制度が創設されるようです。詳しくは国土交通省などウェブサイトをご覧ください。
省エネ住宅関連
対象製品

 リフォームでは内窓のほか、外壁、設備関係を対象として想定されています。防音工事の場合は、内窓は問題ないと思いますが、外壁の吸音材は対象製品が限定されるため、防音効果と断熱効果がバランスしないことに留意する必要があります。
*通常、吸音材と断熱材は別製品です。グラスウールなど断熱材は吸音効果が低いです。
*エコキュートは低周波など騒音問題が発生する場合があるので、設置には注意が必要です。

 ここで、さらに注意しなければならないのは、エコポイントを釣りえさにして、低レベルの吸音製品を使って防音工事を行う業者が現われることです。
 また、工事費用を水増しして、エコポイントばかりをPRする業者は、ほとんど防音設計も費用対効果の高い防音材も知りません。まともな施工を期待できません。

 なかには、建築以外からの異分野から参入するリフォーム業者も居ますので、注意が必要です。

 防音職人では、通常の専門業者が諸経費を25%程度加算するのに対し、7~12%程度しか入れませんので、仮に200万円相当の防音工事を契約しますと、約30万円の諸経費の差が出ます。
*エコポイント対象外でも、高性能な製品を使用すれば諸経費率の低い専門業者のほうが得になります。

 くれぐれも、エコポイントばかりに気を取られて誇大広告業者に騙されませんよう、ご注意ください。
[PR]
by neo-diy | 2015-02-09 08:30 | 住まいの防音 | Comments(0)

安全性の高い防音施工

 防音工事の依頼者で増えているのが、家族にアトピーや喘息、皮膚炎など過敏な方が居られるケースです。子供だけでなく、年配の方など年齢に関係ないようです。

 この場合、揮発性の接着剤や防音材(ロックウールを含む)は一切使えません。私自身も自宅の防音施工で揮発性の接着剤に触れて接触性皮膚炎で2か月弱通院しました。
 また、専属職人はロックウールやグラスウールの粉塵で皮膚が非常にかゆくなったり、咳き込みます。過敏な体質のため、彼ら自身がセンサーの役割を果たします(笑)。

 私や職人が危ないと思うものは、使用を制限します。ましてや上記のような依頼者の場合は、ロックウールや接着剤などが使えないという仕様・工法上の制約があります。

 この件は、メインサイトの記事で扱う予定です。

 他の業者が施工した相談案件では、柔軟性接着剤で、音楽教室の子供たちに頭痛や目の異常などの症状が出た事例があります。

 数年前、循環器系の専門医の奥様から、マンションの騒音対策を相談され、防音工事を行いました。その際、奥様自身がアトピーなど皮膚炎になりやすい、咳き込みやすいという状況を前提に、接着剤やグラスウール、ロックウールは一切使えないという制約がありました。完了後は騒音は半減しましたが、制約があった分、施工コストが嵩みました。

 ですが、ご家族の健康には代えられないので、防音職人では安全性を最優先で対策を検討しています。
[PR]
by neo-diy | 2015-02-03 09:11 | 住まいの防音 | Comments(0)

防音サイトや取引先の件

 マンションユーザーはDIY防音を行う人、既製のボックス型防音室を設置するが多く、戸建持家ユーザーは通常の防音施工をプロに依頼する前提で検討されることが多いという傾向があります。

 これは防音材通販業者の多くがマンション向け製品、情報を中心に発信していると思われ、木造家屋の専門的情報がネット上では少ないという状況も背景にあると考えられます。

 私の防音相談の相談者などの情報からも、その傾向が見えます。

 また、製品を販売したり、騒音調査を専門とする業者が多く、キーワード検索の上位を独占しています。取引先の知人建築士が「彼らのホームページはいい加減なものが多く、世の中のためになるとは思えない」と言います。
 確かに、類似した製品を並べたり、誇大広告が多いようですが、それでも選別できる目を持ったユーザーは、役立つ製品を選び出し、実際に活用している事例もあるわけですから、世の中のために寄与していると、私は考えています。

 知人建築士は、自分自身がウェブサイトを作って運営しているのではなく、もらったものをそのまま放置しているわけですから、成長していません。世の中に寄与するつもりがあるのならば、ウェブサイト活用を本気で取り組むべきでしょう。通販業者を批判する資格は彼にはないと思います。

 通販業者は、それなりに自分たちでコンテンツを考え、ウェブデザインを専門業者に外注しながら運営しています。商いのために努力しているのです。

 私は、相談者には通販業者や防音工事専門業者、メーカーなどの状況を説明し、その中で費用対効果や妥当性を考慮して対策を提示します。

 私もまだまだ努力が足りないと思いますが、取引先には他の業者を批判する暇があるのなら、今まで私が提案したことを実行すべきだと言いたい。

 他の業者のウェブサイトを見ると参考になります。長所短所を見極めることができれば、自分自身のポジションも明確になります。ウェブサイト構築にも役立つはずです。批判するなら分析して、それを自分のことに活かせと取引先には言いたいです。

 今年もわずかです。数件の相談・契約案件の最終打ち合わせが今週あり、来年に向けて前進です。建築士からの有料相談の問合せもきています。

 大分、ウェブサイト経由での問い合わせが戻ってきました。
[PR]
by neo-diy | 2014-12-21 09:46 | 住まいの防音 | Comments(0)

ホームページづくり、DIY防音や、知人のウェブページ、雑記※長文や迷惑文章でなければコメントを歓迎します。(東京都在住)


by neo-diy