カテゴリ:仕事の回想・自分史( 41 )

思い起こせば考えながら歩いた

 12年前に会社を辞める前から、何かに背中を押されるようにホームページを作り始めた。それは自分のマンションでの体験が動機だった。2003年の春のことでした。
 独立開業予定の2004年8月に向けてホームページを試験的に運営し始め、ネット仲間と交流しながら試行錯誤した。
 初めて立ち上げたウェブサイトが「いかずちのサテライトページ」で、ネット仲間の中継地点として機能するようにという希望を持って、この名前にしました。
*現在の「防音職人サテライトページ」の前身です。

 何事も確たる見込みや需要を予測したわけではなく、時代の流れというか、誰の後ろ盾も看板も無く、自分の身一つで何とかしたいという漠然とした考えで資料・情報収集をしました。
 歩きながら(動きながら)考えるというスタイルで、けっこう行動力がその当時はありましたよ。あれから11年以上が経過して、ネット環境や業界のスタイルも変化してきました。
*しかし、技術的なレベルは変わっていないと思います。

 変わったのはウェブサイトの宣伝スタイルやツールです。ブログが増え、ミニブログ、CMS、フェイスブックなどいろいろなツールが出てきました。
 最近のトレンドの一つはクラウド型のホームページサービス、CMSでしょう。通常のブログは今や11年前の普通の静的なホームページと同様に定番となり、誰でも使えるようなツールとして浸透しました。

 私の様な自営業者は、当たり前のツールを実際に活用すること自体が重要です。少しばかりの時間さえ確保すれば使えます。大半は無料サービスです。
 それらのサービスを活用するためのマニュアル・ガイドブックが出版されています。

 PC教室でもメール、PCソフトの使い方、ウェブサイト・ブログのカスタマイズなど多様な講座メニューがあります。時間と少しばかりの費用があれば、事業者としての準備もできます。
 何事も試行錯誤しながら前に進むことが大切だと、今さらながら思い出しています。

 ありがたいことに、現在は忙しく、昨日も仕事を夜遅くまでしていました。今日は定休日なのですが、午後から家の用事ででかけます。
*午前中に依頼されていた提案書をメールで送付しました。あと一つです。いやぁ、さすがに疲れてきました(笑)。昨年の秋から今年の1月まではキャンセルが多くモチベーションが低下していましたが、今は疲れてはいますが、やる気は安定しています。
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by neo-diy | 2015-03-02 12:14 | 仕事の回想・自分史 | Comments(0)

事業モデルの再構築

 さきほど、リフォーム工事の件、ご辞退の返信をしました。というのは返事待ちの件が2件あり、これが動けば、担当できないことが見えているからです。
 ですが、返事待ちの件がだめになると3件すべてだめになるリスクを抱えています。これは工事とセットで検討しているからそうなります。

 施工業者が別会社であれば、全部私が担当できるのですが、現在の業務システムや取り決めを守ると、自分個人の判断だけでは決まらないのです。

 確定申告が完了したら、すぐに事業モデルを再構築しないと、今年は危ない。運転資金がなくなれば動けなくなる。技術があっても生かす案件がなければ宝の持ち腐れになります。

 他の会社のように工事費用に対して2割以上の手数料をのせれば食べていけるのですが、これは依頼者にも工事担当者にも余計な負担をかけるものであり、私には納得できないシステムです。
*専属職人もやる気を失います。
*私は会社勤め時代、公的な機関の業務ばかりを担当していたので、民間の見積りや慣例に納得できないのかもしれません。

【木造家屋の場合】
 そこで、考えました。地元の施工業者を依頼者に見つけていただき、コンサルティングと施工説明、必要な資材を手配するというスタイル。
 遠方の現場でも、説明図があれば木造に慣れている業者であれば可能だと思います。
 独立した当初は、このようなスタイルでやっていたのですから、できるはずです。ホームページにモデルを示して解説すれば、需要はあると思います。

 とにかく、案件の単価が下がっていますので、どこの業者も運営が苦しいはずです。大変な時代です。
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by neo-diy | 2015-01-26 07:58 | 仕事の回想・自分史 | Comments(2)

DIYによる効果は自分次第

 私の場合は、現在の本業の出発点は、専門業者に外注した失敗事例と、研究と実践を兼ねたDIYでした。その当時、30代から40代のリストラが盛んな状況で、独立開業するサラリーマンが多い時代。業者としてホームページを外注する経費もない私は、すべて自分でやらなければならない背水の陣といった状態だった。
 迷うことなく、知識もなく自分で選んだホームページの雛形にテキストを打ち込み、体験談や専門書・建築雑誌などで入手した豆知識を綴りました。

 見た目は拙いホームページでしたが、閲覧者にとっては、実体験とすぐ使える知識ということで、リアリティがあったのでしょう。予想外に反響があり、マンションを始めとする生活騒音の問題が非常に多いことに気づかされました。
 真実を真剣に伝えるという行為はDIYで構築することが一番だと分かったのです。外注すると見た目が優先になり、熱意や真剣さが緩くなり、インパクトが小さくなる傾向があります。
 やはり自分の言葉は自分の手を動かして表現するということが重要ですね。

 机上の理論は、自分で実践して確かめることが重要であり、ヒアリングも経験者の話が価値があり説得力もあります。ネット上で拾った情報をコピーしても価値は余りありません。
 ネット上の情報は実践したり、検証することで初めて価値ある情報としてストックできます。どんな分野でもDIYによって経験を積み重ねるということが事業者として、技術者として重要なのだと実感できました。

 最近、無料相談にこだわり、ネット上の情報を鵜呑みにして走ろうとする相談者が増えてきました。机上の空論にならなければ良いのですが。
 アドバイスを勘違いしたり、物事を見極める力のない人にこそ、DIYは重要であり、自分の目と耳・手で確かめながら慎重に進めたほうが良いと思います。
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by neo-diy | 2014-12-25 08:19 | 仕事の回想・自分史 | Comments(0)

想定内の取引先の動き

やはり景気が悪くなると、裏切者がでますね。
取引先の一部が、コンサルティングやウェブサイトなど助力した経費・労力などを忘れたようなふりをし始めました。

仕事や注文の紹介をするときは、返事が素早いのですが、自分にメリットがないと思うことは忘れたふりなのか(笑)。人間の品性の問題ですね。

色々と協力してくれた知人には申し訳ないのですが、諦めることにします。

一方、想定外のことなのですが、先日の能楽笛のプロの方が、私のウェブサイトをPRしてくれています!
*ツイッターやブログで。

とくに昨年から、義理堅い個人の依頼者のおかげで、色々と私は助けられています。その方々には、本当にお礼を申し上げます。

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by neo-diy | 2014-11-18 10:24 | 仕事の回想・自分史 | Comments(0)

マンション案件の対応は慎重に

 私の運営するウェブサイトの初期のものは、マンションの騒音対策・施工不良など欠陥問題を中心に情報発信するものでした。
 このため、草創期に作ったホームページの分野別リンクには、現在も欠陥マンションサイトのリンクが残されています。当然、これは氷山の一角です。
*構造計算書など偽装問題が発覚した事件以降、大規模な欠陥マンションは減少しているようですが、これはあくまでマスコミに余り採り上げられなくなったこと、発覚しても表に出てきていないだけかもしれません。

 ところが、最近、欠陥マンションと思われる案件が取引先から間接的に紹介されたり、電話などで意見を求められることが、いくつかありました。
 それも分譲マンション業界デベ・ベスト5に入る企業のものです。

 ああ、やはり近年の新築マンションにおいても、欠陥マンションは相変わらず供給されているんだと再認識したところです。
 マンション案件の騒音問題や施工不良を含めた欠陥問題にかかわると、時間を沢山浪費するだけでなく、報酬もなく、経営を圧迫するので、最近は騒音調査だけ取引先に紹介して一部の案件を対応するだけにとどめています。

 しかし、私の問題意識としての出発点は、マンション案件です。
プロフィール

 マンションの欠陥・施工不良は、遮音性能に密接に関係することが少なくなく、躯体の剛性や内装、配管設備など多岐にわたります。
 とても私の様な零細自営業者が真正面から対応できる案件ではないです。本当にマンション案件は大変です。私自身が自宅マンションの問題で、管理組合役員として大変苦労しましたので、難しさを痛感しています。それだけに、マンション案件には慎重に対応していかなければならないのです。

 分譲マンションを購入される方は、売り主業者や施工業者の履歴を十分に調査されることをお勧めします。
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by neo-diy | 2014-09-16 07:57 | 仕事の回想・自分史 | Comments(0)

初心に帰り、先を見つめる

 会社勤めを辞めたのが、2003年の秋でした。その後、約10か月間の開業準備に移るのですが、ハローワークでの情報収集やネット上での資料集め、書籍での独学。会社に約1年間のPC、デスク・コピー機使用を条件に退職金も一部返上しました。(その後、7か月、勤め先のデスクを使用。資料集めを完了する。)

 並行して自分のウェブサイトを作り、2004年の8月(終戦記念日)に開業届を所管の税務署・都庁に行い、8月15日が私にとっての開業(開戦)となりました。
 あれから約10年が経過しようとしています。あのころの状況に比べれば、いまの商いの苦戦は、まだマシです。それは仕事そのものの問い合わせは増えているからです。

 また初心に帰り、新たな次の一手を考えれば良いわけで、自分の仕事は自分で作るという、手作りコンセプトを大事にして前に進めばいいわけです。
 取引先がどうであろうと、自分のコンセプトを大事にすることが開業当初の考え方であったはずです。

 焦って、適当なものを掴んではいけない。自分の技術と依頼者の価値観が一致するところに答えはあると思います。
 19日頃からの代休を予定していますが、じっくりと考えてみたいと思います。

 その前に、明日の防音相談1件、お約束の見積り1件、16日からの次の現場の施工図作成と防音資材手配を済ませなければなりません。

 あと、もうちょっとで一息つけます。
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by neo-diy | 2014-06-07 09:38 | 仕事の回想・自分史 | Comments(0)

自分が俺が前面に出る人

 防音設計や建築設計の業界で、ホームページに自分の自慢話や写真ばかり載せる人は要注意の傾向あり。数多く打った弾が一つ当たっても「大成功だ・・」とPRする人が多いからです。
 やたらと、テレビに出ました。雑誌に掲載されましたとか。テレビや雑誌などは関係者に売り込んだり、宣伝費を負担したり、ノーギャラで出演することを条件に押せば、掲載や出演は可能です。

 テレビ番組、雑誌の編集関係者は絶えずネタを求めていますので、すぐに飛びつきます。私の知人も、そのような業者に飛びつき、一緒に仕事を始めたようです。
*あまり評判のよくない業者ですが。

 ホームページも誇大広告的な表現が多く、非常に品性のないものです。私の取引先の一つは、その業者のことを評判がよくないと言っていました。業界で悪評が流れているようです。

 事実、防音効果のほとんどない製品を画期的な商品と謳って販売している問題業者も「NHKなどの取材を受けました」とか、業界紙に掲載されましたということを前面に出しています。
 これは逆に、実績がないので、PRするにはテレビや業界紙、雑誌などを活用するしかないから、そうしていると言えます。このような輩は共通点があります。

 知人も私も開業当初の理念というものがあるのですが、年月の経過とともに、忘れていく人もいるのでしょう。魂のない商いはやりたくはないです。
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by neo-diy | 2014-05-13 08:56 | 仕事の回想・自分史 | Comments(0)

仕事を通じた配慮

 現在の専属施工チームが一緒に仕事をして7年目に突入しました。細かいところで行き違いもあったけど、良い仕事をしたいという一致した理念があったのでやってこれたと思います。
 それに彼らなりの配慮もありました。大分、私も怒ったことがあったけど、それは真剣にやる中での話なので、相手も理解はしてくれたと思っています。
*私に迷惑がかかると思って、見積り以外の補修も黙って、親方が自腹で済ませたと、相方の職人から後で聞きました。それが彼の良いところだと評価しています。

 彼らの不得意な事務や営業の面でかなりサポートする中で、一切の手数料を取らないというスタイルを貫いているので、私が怒っても彼らは我慢している(笑)。
 ところが、提携先に任せた現場では問題が生じました。彼らが指示に従わないというのです。あとで理由を調べたら、提携先が私の図面を見落とし、指示が後手に回ったということが分かったのです。
*この時点で提携関係を解消することを検討しました。職人には特段の落ち度はなかったのです。

 配慮のなさには、職人は敏感であり、黙っていても相手の力量や人物そのものを見ています。従いたくない人には従わないというのが職人です。
*彼らの古巣の社長は職人に、お茶1本の差し入れもなかったと聞きました(笑)。私は昼食やお茶を用意しますが、提携先も、その社長と同様に職人に何の差し入れもしなかったことが分かりました。

 配慮がなければ現場の士気は上がりません。たかがお茶ですが、それは気持ちの問題です。その提携先は、私の知人(防音室の依頼者)に色々と世話になったのですが、知人が運営するショップの商品を1つも買わなかったようです・・・私や職人とは、まったく違う人種なのだと理解しました。

 先日、提携することをやめました。通じない相手と提携すること自体が無理だと悟ったのです。
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by neo-diy | 2014-04-29 08:13 | 仕事の回想・自分史 | Comments(0)

知人や相談者の一言

 何気ない相手の一言やメールの文面が私の心の中に残り、とくに昨年から今年にかけての言葉を、昨日は回想していました。

 「この点がすごく良いと思うのですがなぜ他の業者・専門家はやらないんでしょう。」「自分で性根を据えて継続することが大事ですね。」
「じっくりと相談で希望を聞いていただけそうだったので国立まで来ました。」「どこを探しても薄い防音対策を提案する専門業者はいませんでした。」
などなど、私の頭の中には昨日のように聞こえてきます。

 それから、検索エンジン対策なんて難しく考えず、価値のある情報をブログでいいから発信し続けながら、本体サイトを構築していくという仕組みは、忙しい人にはふさわしいと思いますという、知人のお勧めを理解して、昨年、本体サイトを改造したことは非常に役立っています。

 一つ柱ができたことで気持ち的に少し余裕ができ、ほかの支え柱を、今年取り組むという構想がだんだん湧いてきたと思います。
 有言実行と継続することが商いの基本だと改めて認識したところです。

 今日は月曜日なので定休日(日曜、月曜および祝祭日)です。明日から、新しい現場が始まり、さらに次の契約案件などの準備が本格的になります。
*先週は下見が1件完了し目途がついてきました。その次の件の図面も届き、検討を始めます。
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by neo-diy | 2014-04-07 08:52 | 仕事の回想・自分史 | Comments(0)

経費や見積りのこと

 事業を始めて数年たった頃だったと思いますが、ある依頼者のお母様に、「商売がへたですね。諸経費を入れないとだめですよ。」とアドバイスをいただきました。

 個人の自営業だから、会社勤めのころのように諸経費を取る気がしなくて、作業費と加工資材費のみを計上して見積書を提示したら、上記のように言われたわけです(笑)。

 この依頼者の方は、私が業務が完了して諸経費を受け取らずに、御挨拶して帰ろうとしたら、封筒を差し出されたのです。「わずかですが、気持ちだけですから」ということでしたので、有りがたく頂戴いたしました。
*帰ってから中身をみたら、諸経費分ちょうど入っていました。

 このように人情の厚い方も居られるのだなと、泣けました。非常に励みになりました。

 その後は、経費として作業費の5%程度を計上するようにしていますが、どうしてもご予算が足りない時は、自分の経費を削ることにしています。
 職人の経費を削ることは現場の士気を下げるので、よほどのことがない限りしません。

 今後はどうなるでしょうか。消費税もあがるし、資材も既に値上がっています。政府は自分たちの身を削らず、弱いものから取っていきます。
 まったく、頭にきます。

 自営業は正直に経理処理をすれば、利益としては会社勤めの人が思うほど旨いものではありません。もし、いま会社を辞めて独立しようと考えている人が居られたら慎重に考えなおしてみてください。
 独立するには、最低でも1年間は収入がないということを前提に生活する覚悟が必要です。

 会社勤めのころのような見積りは、まず通りません。かならず削られます。私の場合は最初から分かっているので、見積りの時点で自分の経費は削っています。
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by neo-diy | 2014-03-15 08:04 | 仕事の回想・自分史 | Comments(0)

ホームページづくり、DIY防音や、知人のウェブページ、雑記※長文や迷惑文章でなければコメントを歓迎します。(東京都在住)


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