無垢材フローリングとLL40
2014年 01月 27日
現在、無垢材フローリングの下地に防音材を施工すればLL40の遮音性能を得られると誇大広告を展開している業者が居ると、取引先から報告がありました。
無垢材フローリング+ケナフ8ミリ+遮音ゴム3ミリでLL40(軽量衝撃音遮断性能)と宣伝しているそうです。
*取引先の製品は遮音ゴムではなくアスファルトマット3ミリを使用してLL45という試験機関での計測結果をオフィシャルページに掲載しています。(コンクリートスラブ150ミリでの試験です)
このことからも上記の業者の言う「ケナフ8ミリ+遮音ゴム3ミリ」ではLL40は得られないことになります。というのは、軽量衝撃音については遮音ゴムよりもアスファルトマットのほうが性能が高いからです。
また、誇大広告業者のほうは、コンクリートスラブ200ミリで試験した自社データです。要するに公的な第三者機関で計測したものではないので、他の業者に比べて信頼性が低いと言えるでしょう。
では、上記の業者が遮音ゴムを使用した理由はなんでしょうか。おそらく床暖房対策だと思います。アスファルトマットは床暖房パネルとの間に厚さ9ミリ以上の合板などを挟まないと使えないからです。
ちなみに、重量衝撃音や空気伝播音については、遮音ゴムのほうが有利な場合があります。同じ厚さであれば、特性がアスファルトマットと異なるのです。
健康住宅を謳う業者の多くは、異分野からの参入業者が多く、余り建築のことを知らないで宣伝をするので、製品の施工条件などの留意点も伝えないで販売することが多いようです。
*被害を受けるのはユーザー・購入者です。
本当に防音の世界も、あの手この手で、売れればよいという考え方で、魂のない商いをやっているようです。
無垢材フローリング+ケナフ8ミリ+遮音ゴム3ミリでLL40(軽量衝撃音遮断性能)と宣伝しているそうです。
*取引先の製品は遮音ゴムではなくアスファルトマット3ミリを使用してLL45という試験機関での計測結果をオフィシャルページに掲載しています。(コンクリートスラブ150ミリでの試験です)
このことからも上記の業者の言う「ケナフ8ミリ+遮音ゴム3ミリ」ではLL40は得られないことになります。というのは、軽量衝撃音については遮音ゴムよりもアスファルトマットのほうが性能が高いからです。
また、誇大広告業者のほうは、コンクリートスラブ200ミリで試験した自社データです。要するに公的な第三者機関で計測したものではないので、他の業者に比べて信頼性が低いと言えるでしょう。
では、上記の業者が遮音ゴムを使用した理由はなんでしょうか。おそらく床暖房対策だと思います。アスファルトマットは床暖房パネルとの間に厚さ9ミリ以上の合板などを挟まないと使えないからです。
ちなみに、重量衝撃音や空気伝播音については、遮音ゴムのほうが有利な場合があります。同じ厚さであれば、特性がアスファルトマットと異なるのです。
健康住宅を謳う業者の多くは、異分野からの参入業者が多く、余り建築のことを知らないで宣伝をするので、製品の施工条件などの留意点も伝えないで販売することが多いようです。
*被害を受けるのはユーザー・購入者です。
本当に防音の世界も、あの手この手で、売れればよいという考え方で、魂のない商いをやっているようです。
by neo-diy
| 2014-01-27 08:14
| 住まいの防音
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