24時間ピアノ演奏ができる防音室が完成

この表題の依頼者は、若い女性のプロピアニストです。
ある事情があって、自分のピアノ室で演奏していたのですが、同じ建物内の他の居住者に酷いクレームを受け、音漏れに対する恐怖心がトラウマになっていました。

そこで、地元で安心して夜間演奏ができる防音室を新築しようと決めたのでした。今年の春にご依頼をお受けし、新築業者が7月頃に着工し、防音室以外が10月末に竣工し、そのあと引き継ぎました。
*今月の半ばに完成→木造ピアノ防音室

建物は木造です。1階にピアノ・ヴァイオリン防音室。2階にリビング、寝室などを配置して計画されたものです。

私の役目は心配なくピアノが夜間演奏できる防音室の音響・防音設計と施工、および新築住宅の竣工前チェックです。
色々な出来事がありましたが、私のチームが引き継いでから問題なく予定通りに進みました。

しかし、木造防音室に完璧な防音などないというのが業界の常識です。知人建築士(スタジオ防音が専門)でさえ、完璧な防音を目指すと、とんでもない金額になると言います。

今回の現場は、依頼者のご予算を一発で収めることができました。他の専門業者はすべて予算超過しているだけでなく、木造の基礎部分を壊しかねない乱暴な提案でした。

私は木造建築の伝統的な工法を含めた在来工法を主眼として、音響的にもマッチする計画・実施設計を提案しました。ごく普通の木造戸建住宅の構造を補強する工法で取り組みました。

その結果、依頼者のご要望以上に防音効果がでて、これなら24時間ピアノ演奏ができるという実感がもてましたという、喜びのご報告がありました。
自分で言うのも変ですが、上出来だと思います。こういうレベルまで到達した担当現場は、これで3件目です。
*もちろん、ご予算が確保されたので実現できたんです。

業界スタンダードの半分以下の厚さで防音構造を設計した内容に、依頼者からは当初は驚かれましたが、施工図を納品した時点で確信にかわった、これなら大丈夫と安心していましたと言われました。
業界の常識は非常識というのが、私の体験・考え方です。
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薄いコンパクト防音の基本

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by neo-diy | 2017-12-23 07:31 | 住まいの防音 | Comments(0)

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