心理的なデフレなのか?

一般の世間からすると、私が担当する木造防音室などは、贅沢品かもしれませんが、大半が仕事で使用されるものです。
ここ数年の傾向を見ると、強気の見積りと相談者の希望に応じたディスカウントを平気でする業者がいます。

前者は大手の業者。後者は比較的経験の浅い業者です。

先日の防音相談で聞いた話では、ある木造ピアノ防音室(約6帖)を約100万円で工事を依頼した知人の部屋を見に行ったら、音漏れが酷く、これでは工事した意味がないと思ったそうです。
*D-40で100万円(税別)だそうです。
*世間の相場は概ね300万円という感じです。

いくらピアノ教室のためと言っても、300万円という金額を簡単に出せる景気ではありません。この金額を回収するには少なくとも1年以上はかかります。
*私は6帖で300万円というような高額な契約はしたことがないです。一番廉価な現場は税込みで100万円弱でしたが、それでもD-50の性能を確保しました。ただし、防音ドアは無理でした。ドアだけで25万以上かかるので。(内窓は2か所付けました)

契約者も100万円で防音室を造るのは無理だと分かっていると思います。予算がなければ仕方ないので、見切り発車したわけです。それでも、何とか基本的な性能だけでも確保するのがプロの技術だと思っています。

役に立たない防音室を造り続けている業者こそ、価値観そのものがデフレだと思います。

先週、私の使っている製品を欲しいと言われまして、見積りを提示したのですが、送料を教えましたら連絡が途絶えました。予想よりも数千円程度高かった?ようです。※これでも同業者より単価も送料も大分安くしていますが。
DIYユーザーとは、こういう状況なのかもしれません。

私としては防音材納品だけで利益を伸ばしたいとは思ってませんので、本業の受注を希望しています。
なかなか厳しい世の中ですが、せめて心無い業者に騙されないように気を付けてほしいものです。
*という私は心無い輩に騙されてますが・・・そんな輩は滅んで欲しいと思ってます。

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by neo-diy | 2018-05-30 08:14 | 事業者向けネタ | Comments(0)


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