カテゴリ:仕事の回想・自分史( 44 )

借りは十分に返した

今年の8月15日で、防音職人(屋号)として自営業を11年間行ったことになります。

草創期はとくに依頼者に経理上の工夫やホームページの書き方などアドバイスを受けました。また、取引先には製品を色々と紹介してもらい、取引の道筋をつけてもらいました。
これらに対して、いろいろな形で私なりに借りを返すように努力してきました。

知人建築士には仕事を紹介したり、ウェブサイトを作って渡すなど、十分に借りは返したと思います。
いままで、防音材を廉価で支給してきたのは、自分なりに社会に還元する意味があり、必要以上に儲けないという流儀で商いをやってきました。
これからも、たぶん基本は変わりないと思いますが、この夏、思ったのは体力的に思うようにならないという感触です。
無料相談も、今までの様には実施できそうにはないので、曜日を決めて無料の電話相談を定期的に行おうかと検討中です。国立駅までの徒歩でのみちのりは約19分かかるのですが、この猛暑は結構こたえます(笑)。

それに経費もタクシー代やコーヒー代など、今年提出した確定申告の収支計算表からも問題点は見えていました。通信費、ウェブ関係の経費なども加算すると、年収に対してかなり負担となっています。
接待費としての飲食代やギフト代も、知人建築士に比べると大分使っているようです。

もう、いいでしょう。十分に借りは返したと思います。

今年も売上高は伸び悩んでいますので、経費は削れるところは削るということになります。
夏休みなど連休中に、事業メニューなどを再検討したいと思います。

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by neo-diy | 2015-07-22 14:02 | 仕事の回想・自分史 | Comments(0)

株式会社より有限会社・自営業のほうが信頼度が高い

数年前、私との直接契約を希望した建築担当の株式会社がいきなり倒産。また契約直前で連絡が途絶えたことがありました。いずれも、施主が直接契約していただいたので大事には至りませんでしたが。

このように建築・不動産関係は株式会社のほうがリスクが大きく、意図的に会社をつぶして社名を変更してまた営業を再開するという悪質な業者も居ます。

ところが有限会社や自営業にはそのような業者はほとんどいません。それは個人名で開業しているので、破産すると二度と地元では営業できないからです。融資も受けられない、クレジットカードも作れません。
株式会社は、代表者を変更して登記すれば何度でも作り直せます。悪質リフォーム会社が良くやる手ですね。

最近、リフォーム会社と思われる者が、個人名で会社名を伏せて取引を打診してきましたが、納品完了後10日以内に支払うか、前払いが原則と伝えましたら、連絡が途絶えました。
業態が大きくても、債務超過に陥っている会社は建築・不動産業界には多く、大きな看板はなんの信用にもなりません。先日の大手の不動産会社(日本ハウズイング)はわずかなコンサルティング費用すら踏み倒しています。

老舗の有限会社や実績のある自営業者は、実績と信用を重んじ、誠実な商いをしますので、小さい会社でも安心です。ウェブサイトをじっくり見れば、どのような業者なのかは分かります。
ウェブサイトや広告にお金をかけながら、割高な商品、役に立たない製品を平気で販売している株式会社はいくらでもあります。

私の取引先は、有限会社、自営業、小さな株式会社が多いですが、すべて商いの歴史が長く、どのような専門業者であるかが分かったうえで付き合っています。
ホームページがヘタクソであったり、サービスが配慮がないなど問題はありますが、少なくとも、いきなり倒産するような業者はいません。価格も適正です。
*ただPRがうまくなく、説明に配慮がないなど、問題はありますが。

分野は違いますが、知人の有限会社は親の代から引き継がれた老舗であり、安心して商品を購入したり、取引ができます。
蓼科ハーバルノート(ハーブ・アロマ)

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by neo-diy | 2015-06-18 07:30 | 仕事の回想・自分史 | Comments(0)

誠意を見せること、人材とコスト

 世の中、デフレ的な価値観が浸透し、安ければ良いとか、予算がないから仕方ないで見切り発車することが多いようです。
 これは当然、自己責任ですから、自分に落ち度がある場合、自分へのクレームに対処する責任があります。防音室など音の問題がそれです。

 また、ホームページの件では、外部委託した際に、更新作業をオプションとした場合、当然、更新は自分でやらなければならないので、放置すれば効果も薄れていきます。
 アクセスなどの状況を見ながら、改善していくというのは、どんな分野でも同様であり、自分の手に負えない作業は外部委託する、提携先に謝礼を払って対応するのが普通の考え方です。

 ですが、必要なものまで予算を削って、あとで後悔することが多いのが現実です。私の取引先は、非常に有力な商材を抱えているのにも関わらず、本質を理解していないため、経費を投入したり、人材に投資しません。展望のない事なかれ主義のスタッフを抱えていても、たかがしれています。

 むしろ、年配の事業者ほど、最近はデフレ的な価値観に支配され、必要な投資を嫌います。若い世代の人材は、短期間の契約ではついていきません。
 有能な人材ほど、見合った報酬・メリットがなければ逃げていきます。残るのは、それなりのスタッフだけです。

 自営業、中小企業の人材確保というのは、いつの時代も最重要課題であり、せめて誠意をもって付き合うことで、つながりを確保するということが最低限必要です。
 私の取引先も、戦略をもって中期的なヴィジョンを掲げて補強すれば、受注が増えるのですが、とにかく必要経費をケチるので見込みはないでしょう。

 じゃあ、私の場合は、どうするか。小さなことですが、たとえばウェブサイトを助けてくれている知人のショップから注文したり、ネット上で宣伝したり、知人に紹介したりしています。十分なコストをかけられないのなら、誠意を見せる、これだけでも実行すべきだと思っています。

 私も事業パートナーが欲しいのですが、今のところ専属職人チームの仕事を受注するのに精いっぱいで、これ以上は考え付きません。
 防音材のPB製品ならアイディアはいくつかあるのですが。加工作業室と倉庫が必要なので、いまのところ、現場で手作業で対応しています。

【追記】
余談ですが、少ない費用で、前提条件を相談なく、自分勝手に変更する相談者の件、さきほど辞退しました。
すでに施工図を作ったのですが、PC環境のせいなのか、この人だけが添付ファイルが表示されず、手元に届かないようです。ですので、流用される危険性はないと思い、この段階でお断りました。
このような件で、時間を浪費して他の依頼者に迷惑がかかるリスクがあるので、決断しました。
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by neo-diy | 2015-03-09 08:10 | 仕事の回想・自分史 | Comments(0)

思い起こせば考えながら歩いた

 12年前に会社を辞める前から、何かに背中を押されるようにホームページを作り始めた。それは自分のマンションでの体験が動機だった。2003年の春のことでした。
 独立開業予定の2004年8月に向けてホームページを試験的に運営し始め、ネット仲間と交流しながら試行錯誤した。
 初めて立ち上げたウェブサイトが「いかずちのサテライトページ」で、ネット仲間の中継地点として機能するようにという希望を持って、この名前にしました。
*現在の「防音職人サテライトページ」の前身です。

 何事も確たる見込みや需要を予測したわけではなく、時代の流れというか、誰の後ろ盾も看板も無く、自分の身一つで何とかしたいという漠然とした考えで資料・情報収集をしました。
 歩きながら(動きながら)考えるというスタイルで、けっこう行動力がその当時はありましたよ。あれから11年以上が経過して、ネット環境や業界のスタイルも変化してきました。
*しかし、技術的なレベルは変わっていないと思います。

 変わったのはウェブサイトの宣伝スタイルやツールです。ブログが増え、ミニブログ、CMS、フェイスブックなどいろいろなツールが出てきました。
 最近のトレンドの一つはクラウド型のホームページサービス、CMSでしょう。通常のブログは今や11年前の普通の静的なホームページと同様に定番となり、誰でも使えるようなツールとして浸透しました。

 私の様な自営業者は、当たり前のツールを実際に活用すること自体が重要です。少しばかりの時間さえ確保すれば使えます。大半は無料サービスです。
 それらのサービスを活用するためのマニュアル・ガイドブックが出版されています。

 PC教室でもメール、PCソフトの使い方、ウェブサイト・ブログのカスタマイズなど多様な講座メニューがあります。時間と少しばかりの費用があれば、事業者としての準備もできます。
 何事も試行錯誤しながら前に進むことが大切だと、今さらながら思い出しています。

 ありがたいことに、現在は忙しく、昨日も仕事を夜遅くまでしていました。今日は定休日なのですが、午後から家の用事ででかけます。
*午前中に依頼されていた提案書をメールで送付しました。あと一つです。いやぁ、さすがに疲れてきました(笑)。昨年の秋から今年の1月まではキャンセルが多くモチベーションが低下していましたが、今は疲れてはいますが、やる気は安定しています。
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by neo-diy | 2015-03-02 12:14 | 仕事の回想・自分史 | Comments(0)

事業モデルの再構築

 さきほど、リフォーム工事の件、ご辞退の返信をしました。というのは返事待ちの件が2件あり、これが動けば、担当できないことが見えているからです。
 ですが、返事待ちの件がだめになると3件すべてだめになるリスクを抱えています。これは工事とセットで検討しているからそうなります。

 施工業者が別会社であれば、全部私が担当できるのですが、現在の業務システムや取り決めを守ると、自分個人の判断だけでは決まらないのです。

 確定申告が完了したら、すぐに事業モデルを再構築しないと、今年は危ない。運転資金がなくなれば動けなくなる。技術があっても生かす案件がなければ宝の持ち腐れになります。

 他の会社のように工事費用に対して2割以上の手数料をのせれば食べていけるのですが、これは依頼者にも工事担当者にも余計な負担をかけるものであり、私には納得できないシステムです。
*専属職人もやる気を失います。
*私は会社勤め時代、公的な機関の業務ばかりを担当していたので、民間の見積りや慣例に納得できないのかもしれません。

【木造家屋の場合】
 そこで、考えました。地元の施工業者を依頼者に見つけていただき、コンサルティングと施工説明、必要な資材を手配するというスタイル。
 遠方の現場でも、説明図があれば木造に慣れている業者であれば可能だと思います。
 独立した当初は、このようなスタイルでやっていたのですから、できるはずです。ホームページにモデルを示して解説すれば、需要はあると思います。

 とにかく、案件の単価が下がっていますので、どこの業者も運営が苦しいはずです。大変な時代です。
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by neo-diy | 2015-01-26 07:58 | 仕事の回想・自分史 | Comments(2)

DIYによる効果は自分次第

 私の場合は、現在の本業の出発点は、専門業者に外注した失敗事例と、研究と実践を兼ねたDIYでした。その当時、30代から40代のリストラが盛んな状況で、独立開業するサラリーマンが多い時代。業者としてホームページを外注する経費もない私は、すべて自分でやらなければならない背水の陣といった状態だった。
 迷うことなく、知識もなく自分で選んだホームページの雛形にテキストを打ち込み、体験談や専門書・建築雑誌などで入手した豆知識を綴りました。

 見た目は拙いホームページでしたが、閲覧者にとっては、実体験とすぐ使える知識ということで、リアリティがあったのでしょう。予想外に反響があり、マンションを始めとする生活騒音の問題が非常に多いことに気づかされました。
 真実を真剣に伝えるという行為はDIYで構築することが一番だと分かったのです。外注すると見た目が優先になり、熱意や真剣さが緩くなり、インパクトが小さくなる傾向があります。
 やはり自分の言葉は自分の手を動かして表現するということが重要ですね。

 机上の理論は、自分で実践して確かめることが重要であり、ヒアリングも経験者の話が価値があり説得力もあります。ネット上で拾った情報をコピーしても価値は余りありません。
 ネット上の情報は実践したり、検証することで初めて価値ある情報としてストックできます。どんな分野でもDIYによって経験を積み重ねるということが事業者として、技術者として重要なのだと実感できました。

 最近、無料相談にこだわり、ネット上の情報を鵜呑みにして走ろうとする相談者が増えてきました。机上の空論にならなければ良いのですが。
 アドバイスを勘違いしたり、物事を見極める力のない人にこそ、DIYは重要であり、自分の目と耳・手で確かめながら慎重に進めたほうが良いと思います。
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by neo-diy | 2014-12-25 08:19 | 仕事の回想・自分史 | Comments(0)

想定内の取引先の動き

やはり景気が悪くなると、裏切者がでますね。
取引先の一部が、コンサルティングやウェブサイトなど助力した経費・労力などを忘れたようなふりをし始めました。

仕事や注文の紹介をするときは、返事が素早いのですが、自分にメリットがないと思うことは忘れたふりなのか(笑)。人間の品性の問題ですね。

色々と協力してくれた知人には申し訳ないのですが、諦めることにします。

一方、想定外のことなのですが、先日の能楽笛のプロの方が、私のウェブサイトをPRしてくれています!
*ツイッターやブログで。

とくに昨年から、義理堅い個人の依頼者のおかげで、色々と私は助けられています。その方々には、本当にお礼を申し上げます。

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by neo-diy | 2014-11-18 10:24 | 仕事の回想・自分史 | Comments(0)

マンション案件の対応は慎重に

 私の運営するウェブサイトの初期のものは、マンションの騒音対策・施工不良など欠陥問題を中心に情報発信するものでした。
 このため、草創期に作ったホームページの分野別リンクには、現在も欠陥マンションサイトのリンクが残されています。当然、これは氷山の一角です。
*構造計算書など偽装問題が発覚した事件以降、大規模な欠陥マンションは減少しているようですが、これはあくまでマスコミに余り採り上げられなくなったこと、発覚しても表に出てきていないだけかもしれません。

 ところが、最近、欠陥マンションと思われる案件が取引先から間接的に紹介されたり、電話などで意見を求められることが、いくつかありました。
 それも分譲マンション業界デベ・ベスト5に入る企業のものです。

 ああ、やはり近年の新築マンションにおいても、欠陥マンションは相変わらず供給されているんだと再認識したところです。
 マンション案件の騒音問題や施工不良を含めた欠陥問題にかかわると、時間を沢山浪費するだけでなく、報酬もなく、経営を圧迫するので、最近は騒音調査だけ取引先に紹介して一部の案件を対応するだけにとどめています。

 しかし、私の問題意識としての出発点は、マンション案件です。
プロフィール

 マンションの欠陥・施工不良は、遮音性能に密接に関係することが少なくなく、躯体の剛性や内装、配管設備など多岐にわたります。
 とても私の様な零細自営業者が真正面から対応できる案件ではないです。本当にマンション案件は大変です。私自身が自宅マンションの問題で、管理組合役員として大変苦労しましたので、難しさを痛感しています。それだけに、マンション案件には慎重に対応していかなければならないのです。

 分譲マンションを購入される方は、売り主業者や施工業者の履歴を十分に調査されることをお勧めします。
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by neo-diy | 2014-09-16 07:57 | 仕事の回想・自分史 | Comments(0)

初心に帰り、先を見つめる

 会社勤めを辞めたのが、2003年の秋でした。その後、約10か月間の開業準備に移るのですが、ハローワークでの情報収集やネット上での資料集め、書籍での独学。会社に約1年間のPC、デスク・コピー機使用を条件に退職金も一部返上しました。(その後、7か月、勤め先のデスクを使用。資料集めを完了する。)

 並行して自分のウェブサイトを作り、2004年の8月(終戦記念日)に開業届を所管の税務署・都庁に行い、8月15日が私にとっての開業(開戦)となりました。
 あれから約10年が経過しようとしています。あのころの状況に比べれば、いまの商いの苦戦は、まだマシです。それは仕事そのものの問い合わせは増えているからです。

 また初心に帰り、新たな次の一手を考えれば良いわけで、自分の仕事は自分で作るという、手作りコンセプトを大事にして前に進めばいいわけです。
 取引先がどうであろうと、自分のコンセプトを大事にすることが開業当初の考え方であったはずです。

 焦って、適当なものを掴んではいけない。自分の技術と依頼者の価値観が一致するところに答えはあると思います。
 19日頃からの代休を予定していますが、じっくりと考えてみたいと思います。

 その前に、明日の防音相談1件、お約束の見積り1件、16日からの次の現場の施工図作成と防音資材手配を済ませなければなりません。

 あと、もうちょっとで一息つけます。
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by neo-diy | 2014-06-07 09:38 | 仕事の回想・自分史 | Comments(0)

自分が俺が前面に出る人

 防音設計や建築設計の業界で、ホームページに自分の自慢話や写真ばかり載せる人は要注意の傾向あり。数多く打った弾が一つ当たっても「大成功だ・・」とPRする人が多いからです。
 やたらと、テレビに出ました。雑誌に掲載されましたとか。テレビや雑誌などは関係者に売り込んだり、宣伝費を負担したり、ノーギャラで出演することを条件に押せば、掲載や出演は可能です。

 テレビ番組、雑誌の編集関係者は絶えずネタを求めていますので、すぐに飛びつきます。私の知人も、そのような業者に飛びつき、一緒に仕事を始めたようです。
*あまり評判のよくない業者ですが。

 ホームページも誇大広告的な表現が多く、非常に品性のないものです。私の取引先の一つは、その業者のことを評判がよくないと言っていました。業界で悪評が流れているようです。

 事実、防音効果のほとんどない製品を画期的な商品と謳って販売している問題業者も「NHKなどの取材を受けました」とか、業界紙に掲載されましたということを前面に出しています。
 これは逆に、実績がないので、PRするにはテレビや業界紙、雑誌などを活用するしかないから、そうしていると言えます。このような輩は共通点があります。

 知人も私も開業当初の理念というものがあるのですが、年月の経過とともに、忘れていく人もいるのでしょう。魂のない商いはやりたくはないです。
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by neo-diy | 2014-05-13 08:56 | 仕事の回想・自分史 | Comments(0)

ホームページづくり、DIY防音や、知人のウェブページ、雑記※長文や迷惑文章でなければコメントを歓迎します。(東京都在住)


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